アフターピル(緊急避妊薬)の種類&副作用について

アフターピル(緊急避妊ピル)とは避妊に失敗した、または避妊せずに行った性交後に、緊急的に用いる避妊薬です。
性交渉から24時間以内の服用で97%、72時間以内の服用であれば85%の妊娠阻止効果が得られます。
服用が早ければ早いほど、妊娠阻止率は高くなります。

副作用について

主な副作用は吐き気、腹痛、頭痛、生理周期の変化などがあります。
これらの副作用は一時的であり、数日程度で解消されます。中でも注意が必要なのが吐き気や嘔吐です。嘔吐をしてしまうと、薬の成分も一緒に吐いてしまうことがあります。
副作用の強さや頻度は人によって異なります。症状がひどい場合や不安なかたは速やかに医療機関を受診してください。

アフターピルの種類

基本的にはレボノルゲストレル法とヤッベ法、ウリプリスタール法の3手法、4種類のお薬があります。

レボノルゲストレル法とは

ノルレボ(先発品)、レボノルゲストレル(後発品ジェネリック)
レボノルゲストレルという黄体ホルモン剤(150mg)を性交後72 時間以内に1回内服することで妊娠を防ぐ方法です。 性交後72時間以内に服用することで、
妊娠阻止率は約85%になります。レボノルゲストレル法は72時間以内に1錠を飲むことで妊娠を防ぐ方法です。ヤッペ法に比べて服用回数が1回で済む、副作用が少ないメリットなどがあります。

ヤッペ法とは

中用量ピルを使った避妊法で、プラノーバルというホルモン配合剤ピル(エチニルエストラジオール+ノルゲストレル)を性交後72 時間以内に1回内服し、さらにその12 時間後に1回内服する方法です。
妊娠阻止率は57%と低く、他の方法に比べ費用が安く済むメリットがありますが、副作用が出やすいのが特徴です。

ウリプリスタール法とは

エラという最新のアフターピルになります。
ウリプリスタル酢酸エステルという選択的プロゲステロン受容体調節剤を120時間以内に1回内服することで妊娠を防ぐ方法です。
120時間以内の服用で妊娠阻止率も95%以上と高い効果が得られます。レボノルゲストレル法と同じく副作用が少ない方法です。