デュタステリドの副作用は?発現率16.7%の内訳とフィナステリドとの違い

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デュタステリドの副作用発現率は、国内臨床試験で16.7%(557例中93例)です1フィナステリドの4.0%と比べると高い数字ですが、大半は性機能に関する副作用で、重篤なケースはまれです。

この記事では、デュタステリドの副作用の種類・発現率・フィナステリドとの比較・副作用が出た場合の対処法まで、処方を検討している人が知っておくべき情報をすべてまとめました。

デュタステリドの副作用の種類と発現率

ザガーロカプセルの国内第II/III相臨床試験(557例)のデータです1

副作用発現率件数
勃起不全4.3%24例
リビドー減退(性欲減退)3.9%22例
精液量減少1.3%7例
射精障害1.3%7例
乳房障害(女性化乳房・乳頭痛等)1%未満5例
腹部不快感1%未満
発疹1%未満
合計16.7%93例

16.7%という数字だけ見ると高く感じますが、中身を見ると性機能関連(勃起不全・性欲減退・射精障害)が大半です。命に関わる重篤な副作用は報告されていません。

※臨床試験では被験者が副作用に注意を払って報告するため、実臨床(市販後)よりも発現率が高く出る傾向があります。
※フィナステリドの臨床試験(4.0%)→市販後(0.53%)と大幅に下がった例もあります。
※データ出典:ザガーロカプセル添付文書(2020年12月改訂)1

フィナステリドとの副作用比較

同じ「DHT抑制薬」でも、フィナステリドとデュタステリドで副作用プロファイルが異なります。

項目フィナステリドデュタステリド
副作用発現率(臨床試験)4.0%16.7%
副作用発現率(市販後調査)0.53%データ限定的
勃起不全0.7%4.3%
性欲減退1.1%3.9%
射精障害0.4%1.3%
半減期約6〜8時間約3〜5週間
体内からの排出中止後 数日中止後 数週間〜数ヶ月

副作用の「種類」はほぼ同じです。違うのは「発現率」と「体内に残る時間」。デュタステリドは5α還元酵素のI型+II型の両方を阻害するため、DHT抑制が強い分、副作用も出やすくなっています。

半減期が長いことの意味

デュタステリドの半減期は約3〜5週間。フィナステリド(約6〜8時間)と比べて極端に長いです。これが副作用の面で意味することを理解してください。

メリット:飲み忘れの影響が小さい

1日飲み忘れても、体内のデュタステリド濃度は急激に下がりません。DHT抑制が突然解除されることがないため、安定した治療が続けられます。

デメリット:副作用が出たら長引く

副作用が出て服薬を中止しても、体内からデュタステリドが完全に排出されるまで数週間〜数ヶ月かかります。フィナステリドなら中止後数日で体内から抜けますが、デュタステリドはそうはいきません。

この半減期の長さが、「まずフィナステリドから始めて、変化が不十分ならデュタステリドに切り替える」という順序が推奨される理由の一つです。

副作用が怖い。でもフィナステリドで変化を感じなくて、デュタステリドを勧められた。どうすればいい?
副作用発現率16.7%は臨床試験の数字です。実臨床ではもっと低い可能性があります(フィナステリドは4.0%→0.53%に下がりました)。また、副作用が出ても大半は性機能関連で、服薬中止後に回復が報告されています。ただし半減期が長いため、回復に数週間かかる点は理解しておいてください。不安なら医師に副作用の具体的なリスクを相談し、納得した上で切り替えるかどうかを判断してください。

各副作用の詳細と対処法

報告されている主な副作用を個別に解説します。

勃起不全(ED):4.3%

デュタステリドがDHTを強く抑制することで、性機能に影響する場合があります。ただし、プラセボ群(偽薬)でも一定数のED報告がある点は考慮が必要です2。「副作用が出るかもしれない」という心理的不安が症状を引き起こすノセボ効果の可能性も指摘されています。

対処法:症状が出たら医師に相談。ED治療薬(PDE5阻害薬)の併用や、フィナステリドへの切り替え(半減期が短いため副作用が早く解消される可能性)が検討されます。

性欲減退(リビドー減退):3.9%

DHT抑制により男性ホルモンのバランスが変化し、性欲が低下するケースです。

対処法:軽度なら経過観察。気になるレベルなら医師に相談し、フィナステリドへの切り替えを検討してください。

射精障害・精液量減少:1.3%

射精量が減少したり、射精のタイミングが変わるケースが報告されています。

対処法:服薬中止で回復が報告されています。子作りを計画している場合は、事前に医師に相談してください。

乳房障害:1%未満

乳頭痛や女性化乳房がまれに報告されています。デュタステリドによるホルモンバランスの変化が原因と考えられます。

対処法:症状が出たら医師に相談し、服薬の継続可否を判断してもらってください。

肝機能への影響

デュタステリドは肝臓で代謝されるため、肝機能障害のリスクが添付文書に記載されています1。定期的な血液検査(半年〜1年に1回)を受けることを推奨します。

デュタステリドを選ぶべき人・避けるべき人

副作用リスクを踏まえた上で、デュタステリドが適している人・避けたほうがよい人を整理します。

適している人避けたほうがよい人
  • フィナステリドを6ヶ月以上試して変化が不十分だった
  • 医師からデュタステリドへの切り替えを勧められた
  • 副作用リスクを理解した上で、より強いDHT抑制を求めている
  • AGA治療を初めて受ける(まずフィナステリドから)
  • 子作りを近く予定している(半減期が長く献血制限も6ヶ月)
  • 肝機能に問題がある
  • 性機能の副作用に対する不安が強い

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デュタステリドの副作用でよくある質問

Q. デュタステリドの副作用はフィナステリドより危険?
A. 副作用の「種類」はほぼ同じで、どちらも性機能関連が中心です。違いは「発現率」(フィナ4.0% vs デュタ16.7%)と「半減期」(フィナ6〜8時間 vs デュタ3〜5週間)。デュタステリドのほうが出やすく、出た場合に体内から抜けるまで時間がかかります。ただし重篤な副作用の報告は両者ともまれです。
Q. デュタステリドの副作用が出たらすぐ治る?
A. フィナステリドと違い、すぐには治りません。半減期が3〜5週間あるため、服薬を中止しても体内濃度がゼロになるまで数週間〜数ヶ月かかります。副作用が出た場合は医師に相談し、回復までの経過を管理してもらってください。
Q. デュタステリドを飲みながら子作りはできる?
A. 精液中にデュタステリドが移行することが確認されています1。パートナーが妊娠中または妊娠を予定している場合は、医師に相談してください。子作りを計画しているなら、デュタステリドを中止してから6ヶ月以上空けることが推奨されています。
Q. デュタステリドからフィナステリドに戻せる?
A. はい。ただし半減期が長いため、デュタステリドが完全に体内から抜けるまで数週間かかります。その間はデュタステリドとフィナステリドが体内に共存する状態です。医師の指示に従って切り替えてください。
Q. 献血制限はどのくらい?
A. デュタステリド服用中および中止後6ヶ月間は献血できません1。フィナステリド(中止後1ヶ月)より制限期間が長いのは、半減期の違いによるものです。

参考文献

  1. ザガーロカプセル 添付文書(2020年12月改訂), PMDA PMDA
  2. Tsunemi Y, et al. Drug Des Devel Ther. 2020;14:1527-1534.
  3. 日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」PDF