避妊を心配しすぎているあなたへ。妊娠確率や避妊率・正しい避妊方法を知ろう!

避妊を心配しすぎているあなたへ
この記事の監修医師:吉本夏樹
2021年、近畿大学医学部医学科卒、医師免許取得。大阪府済生会野江病院にて初期研修を経て関西医科大学第三内科入局。

目次

コンドームが破れてた」「膣外射精だから大丈夫だよね、、」など、性行為後にしっかり避妊できてるか心配したり、不安になったりすることはありませんか?

予期せぬ妊娠をしないため、そして安心して性行為を行うためにも、正しい知識を知っておくことが大切です。

心と体を守るには心配しすぎなくらいで問題ありせん。

本記事では、正しい避妊方法や避妊率について解説していますので、性行為後の心配や不安を一緒に解消していきましょう。

また、少しでも不安を抱えている方は迷わず医師に相談しましょう。

ソクピルであれば、避妊専門の医師が常に在籍しており、24時間365日待ち時間なしで無料相談が可能で、国内で承認されているアフターピルを8,000円〜(税込)販売しております。

心配な方やアフターピルの購入を迷われている方は、お気軽にご相談ください。

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避妊できているか心配、、一番妊娠しやすい日は?生理後何日?

妊娠しやすい時期

避妊方法や避妊率の前に、そもそも一番妊娠しやすい時期をご存知ですか?

一番妊娠しやすいとされている日は、生理直後の7〜14日の期間です。

具体的には、排卵日の約4日前から1日後までの5日間(排卵期が高確率で妊娠しやすい時期となり、特に「排卵日の2日前」は、最も妊娠しやすいと日とされています。

また、月経周期には個人差があり、一般的に28日周期の場合、生理が始まって約2週間後に排卵が起こります。

月経周期

月経周期とはは、月経開始日(生理)から次の月経までの期間こと。月経周期は複数のホルモンの複雑な相互作用によって調節されており、卵胞期、排卵期、黄体期の3つに分けられます。

女性の月経周期
  • 卵胞期(卵子が放出される前):生理が終わるころから1週間程度。体温が低温の時期。
  • 排卵期(卵子が放出される期間)生理が始まってから、1週間〜2週間程度。低体温の状態から高体温に上昇する時期。
  • 黄体期(卵子が放出された後):排卵(排卵期)の後から次の生理までの2週間程度。高体温の時期。

膣内射精、膣外射精それぞれの妊娠確率

 

中出しと外出しの妊娠確率

外出し(膣外射精)することで、避妊になると考えている人も多いと思います。

しかしそれは、大きな誤解です。膣外射精でも妊娠する可能性はありますし、中出し(膣内射精)と妊娠確率は大きく変わりません。

ではなぜ外出しで妊娠するのか、それぞれの妊娠確率と共に解説します。

中出し(膣内射精)の場合

中出しと呼ばれる腟内射精は、コンドームなどの避妊器具等を用いることなく性行為を行い、女性の体内に射精する行為を言います。

膣内射精の場合、妊娠確率は通常で約20〜30%と言われており、特に排卵日前後の妊娠危険日とされる日に膣内射精した場合は、さらに約30〜50%近く確率が上がります。

外出し(膣外射精)の場合

外出しと呼ばれる膣外射精は、一般的にコンドームなどの避妊器具等を用いることなく性行為を行い、射精寸前で陰茎を膣から外し、女性の体外に精子を放出する行為を言います。

膣外射精の場合、妊娠確率は約20%と言われていますが、陰茎を抜くタイミングは難しく、勃起した時点ですでに精液を多く含む分泌液が出ている可能性があります。

膣内射精と比べると妊娠確立は低いですが、避妊できる行為とは言えないことが分かります。

以上が膣内外での射精による妊娠確率でした。

膣内射精でも膣外射精でも、妊娠する可能性は十分ありますので注意してください。

またすでに避妊せず性行為を行ってしまった方は、医師に相談することが大切です。

ソクピルなら、待ち時間なく無料で相談を受け付けております。望まない妊娠をしないためにも、専門の医師にご相談ください。

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よくある間違った避妊方法を紹介

よくある間違った避妊方法を紹介

「生理中であれば妊娠しない」「膣外射精なら妊娠しない」などの間違った避妊知識を持っている方も多いです。

ここでは、皆さんが勘違いしている、避妊失敗につながる誤った避妊方法を紹介します。

膣外射精

膣外射精の妊娠確率について前述のとおり、体外に射精しても、男性が勃起した時点でそれまでの性行為中に精液が少なからず漏れ出していることがあります。

挿入した時点で腟内に精子が付着している可能性があるため、膣外に射精したとしても、妊娠しないということではありません。

生理中の性交渉

生理中でもすでに次の排卵準備、排卵が起きていることもあります。

精子は射精後3〜7日程度生存することもあるので、早めに排卵が起きれば受精する可能性も充分考えられます。

生理中であっても避妊は必要ですし、生理中の膣内はデリケートな為、経血が逆流したり、ペニスが入ることにより細菌感染などを引き起こす場合もあります。

生理中の性行為は十分に注意しましょう。

オギノ式避妊法

オギノ式避妊法は、次回の月経開始日を予測し、逆算で排卵日を推測します。

その排卵日前後に性行為をしないことで避妊する方法ですが、排卵日は確実に月経前何日に起こると言えず、女性の体は生活環境によるストレスなどの外的刺激などにより敏感に変化します。

元より月経不順がある場合はさらに予測が難しく、避妊方法として正しいとは言えません。

シャワーでの膣洗浄

シャワーでの膣洗浄に避妊効果はありません。

射精時には数億個の精子が一気に放出されるため、性行為後すぐにシャワーで洗浄したとしても、子宮の奥まで全て洗浄することはできないからです。

膣内にペニスが挿入された時点で、すでに精子が放出されている可能性は充分に考えられます。

身体にも影響を及ぼすため、シャワーでの洗浄は控えましょう。

コンドームの不適切利用

避妊を失敗しないためにもコンドームは適切に着用することが重要です。

コンドームの不適切な利用には以下のものが考えれます。

  •  重ね付けをする
  • 使用期限が切れたものを使用する
  • 破れたものを使用する
  • サイズにあったものを使用しない
  • 射精後すぐに取り出さない
  • 油性の潤滑剤を使用する

使用期限が過ぎていたり、サイズに合わないものを使用すると、破けてしまったり、精液が漏れてしまうことがあります。

避妊だけでなく、性感染症のリスクも高まりますので、ご自身の身を守るためにもコンドームは正しく利用しましょう。

正しい避妊方法とその避妊率!

正しい避妊方法とその避妊率!

予期せぬ妊娠を避けるためには、正しい避妊方法を知ることが大切です。

ここからは、それぞれの避妊方法・避妊率についてご紹介します。

 

コンドーム

コンドーム

コンドームは安全で手軽にできる避妊方法で、かつ避妊確率が高いのが特徴です。

コンドームに使われる素材は、ラテックスやイソプレンラバー、ポリウレタンがあり、感触や伸縮性に違いがあります。

また、一箱1,000〜1,500円程度と比較的安価で購入でき、正しく装着することで、避妊率は98%程度と高い確率で避妊することできます。

アフターピル(緊急避妊薬)

アフターピル

アフターピルは性行為があった直後から72時間以内に内服することで、妊娠を妨ぐことができる緊急避妊薬です。

避妊率は時間内であれば97%程度で避妊することが可能です。

費用は7,000~15,000円程度と安くはありませんが、性行為後の避妊方法として最も効果的で多くの人が利用しています。

経口避妊薬(ピル・OC)

経口避妊薬

経口避妊薬は排卵を抑え、排卵を抑制させることで妊娠確率を下げる方法です。

毎日忘れず内服できてきれば、避妊率は99.7%と高く、飲めていない日があったとしても避妊率は90%を切らないと言われています。

アフターピル同様、処方には医師の診察が必要不可欠な上、定期診察が必要です。

費用は保険外診療の為、全額自己負担で1ヶ月に2,000〜3,000円程度かかります。

避妊リング IUD/IUS

避妊リング

避妊リングは女性の子宮内に、T字型の形をした3cm程度の避妊器具を挿入することで、卵子の着床を防ぐ避妊方法で、最大5年間装着することが可能です。

IUDは、受精卵が子宮内膜に着床することを妨ぎ、IUSは黄体ホルモンと呼ばれる物質により着床を妨ぎます。

どちらも精子を子宮内へ進入させないようにする避妊方法です。

費用は30,000〜40,000円程度で、月経困難症などの診断があれば保険適用もできます。

避妊率は99.8%と高いですが、装着には医師の処置が必要で、装着中は定期診察を受ける必要があります。

リズム法

リズム法

リズム法は、月経周期や基礎体温の変化から排卵日を予測し、その前後に性行為をしないという避妊方法です。

しかし、体調が悪い時は体温も変化しますし、月経不順などで排卵が予測しにくい場合もあり、確実な避妊方法とは言えません。

しっかり行っていたとしても、避妊率は75%程度と確率としては決して高くないので、他の避妊方法と組み合わせることが推奨されています。

不妊手術

不妊手術

不妊手術とは、精子や卵子が通る精管や卵管を外科的手術で塞ぎ、妊娠する能力を制限するもので、元の妊娠可能な状態に戻すことができるのがメリットの一つです。

避妊率は精管で99.8%、卵管で99.4%と高い確率で避妊することが可能ですが、100%ではありません。

また、手術には副作用が伴い、精管では血栓や炎症、卵管では腹部を切開する必要があり、内蔵の損傷や出血、手術により死亡する可能性も確実には避けられません。

避妊は心配しすぎるくらいで大丈夫!

ここまで、正しい妊娠の知識、避妊方法について解説しました。

正しい避妊方法を用いて性行為をしても妊娠を100%防ぐことはできません。

性行為をすれば妊娠の可能性はあるということから、避妊は心配しすぎるくらいで大丈夫です。

正しい避妊方法を理解することで、心と体の負担を減らせます。

だからこそ、性行為には誠意をもって接してくれる相手を選ぶ必要がありますし、避妊を拒否される場合は性行為を断る決意も大切です。

どうしても避妊ができているか心配な人はアフターピルの服用を

性行為後の避妊はアフターピル(緊急避妊薬)を服用してください。

アフターピルを使用することで、高い確率で避妊することができます。

アフターピルの処方は2019年より法改正が行われ、オンラインでの処方が可能となり、今までより身近に購入できるようになりました。

ご家族と生活されており「病院にいきたくない、家族に気付かれたりしないか不安」と思う方もオンラインで診察、処方されるので安心です。

高い避妊効果を得るためには、早いタイミングでの服用を心がけましょう。

ソクピルでは24時間365日診察しており、土日祝・早朝深夜にいつでも医師の診療を受けられます。

無料相談も行っていますので、性行為後に不安な気持ちを抱えている方は、一人で悩まず、まずは専門の医師に相談しましょう。

無料相談はこちら

妊娠や避妊に対するQ&A

避妊してたのに妊娠するなんて本当にありますか?
避妊方法で確実に妊娠しない方法はありません。避妊成功率を高めるには正しい避妊方法を知ることが大切です。
ゴムつけているのになぜ妊娠するの?
正しく使用していなかったり、そもそも正しい使い方を知らない方がいるからです。また正しく装着していても、装着の不具合や性行為中の動きでゴムが破けてしまったり、サイズが合わなければ漏れたりすることもあるので、その結果避妊に失敗してしまうことが考えれます。
閉経後は避妊は必要ないですか?
閉経後も完全に生殖器の活動が停止しているかは判断が難しいです。その為、妊娠が不安な場合はしっかりと避妊をする必要があります。
生理中や安全日なら妊娠しないですか?
生理中や安全日も排卵の準備や排卵が起きている可能性は否定できません。その為、100%完璧に妊娠しないとは言えないので、普段から避妊を心がけることが大切です。

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